SEOで上位表示さえ達成されれば売上が伸びると単純にお考えになられている方が多くいらっしゃいます。しかし、肝心な論点は「どうやって検索キーワードを上位表示させるか?」ではなく、「何の検索キーワードを上位表示させるか?」ということなのです。
儲かるキーワードを選ぶために必要な条件があります。検索回数が十分あること、キーワードにユーザーのニーズが込められていることの2つが必須になります。そして儲かるキーワードを選ぶために、まずは「量は質を凌駕すること」を念頭に置いて、想定されるキーワードをすべて洗い出すことが重要です。
キーワード洗い出しのための手法として、キーワード3C分析法と呼んでいるフレームワークがあります。キーワードを選ぶときには、以下の3つの視点から分析します。
これはMBA理論でもおなじみの、マッキンゼーによる3CをWebマーケティングに応用したものになります。
まず1つ目の要素となる自社の分析とは、現状を把握することです。そのために必要となるのがGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツール。無料で配布されているツールでも良いものがたくさんあるので、自社のホームページをお持ちであれば必ずこれらのサービスを利用されることをおすすめします。直帰率、滞在時間、閲覧ページビュー、コンバージョン率などの重要な指標をキーワード別にモニタリングすることで、より効率的に集客して販売するキーワードを洗い出すことができます。
2つ目が競合他社の分析です。同業者または商品・サービスがどのようなキーワードに力を入れているのかを把握することで、自社だけの視点では得られなかったブレイクスルーが得られることもあります。競合が出稿しているリスティング広告や対象となるホームページ、商品ページ中に記述されているタイトルタグ、メタタグ、H1タグなどのソースコードからキーワードを洗い出すことができます。
また、インターネット上で公開されているSEOツールによってキーワード出現頻度を調べることも重要です。競合が力を入れて対策しているキーワードは儲かるキーワードである可能性が高いといえます。
最後に顧客の分析です。顧客の選ぶ検索キーワードには必ず、意図、狙い、ニーズが含まれています。これをキーワードインテントといいます。キーワードインテントには大別して2種類のインテントが存在します。情報収集キーワードと購入検討キーワードです。Webマーケティングを実践するうえでは、いかにこの顧客のキーワードインテントを読み取るかが重要になってきますが、ソフトブレーン・サービスでは顧客を分析するうえで6W1Hによって分析することを推奨しています。これはユーザーがどのようなニーズを持っているか知るためのフレームワークです。
1.は商品・サービスの全般的呼び方、商品名・サービス名、ブランド名などです。
2.は国、都道府県名、市町村名、駅名、国名、地下街名、モール名、工場用、オフィス用、家庭用、学校用、医療用、産地などになります。地名は絞り込めば絞り込むほど、ターゲットへの訴求率は高くなる効果があります。
3.は使用時期、時間帯、季節のことです。商品・サービスがいつ使われるのかを想定することが重要になります。
4.はメーカー名、作者名、会社名、集団の呼び名などのことです。
5.は男性用、女性用、独身向け、新卒向け、経営者向け、社長向け、といった使用対象者になります。
6.は「~対策」「~のため」といった使用用途のことです。
7.は何(What)を修飾する形容詞のことで、「高級な」布団、「激安の」ホームページ制作、「特大の」カニなど、ユーザーのニーズを切実に表す言葉のことです。
以上、顧客を分析する方法は他にもいくつか存在しますが、6W1Hを考えることが最も効果的です。ここで集めたキーワード群をもとにSEOやリスティング広告などで検証を繰り返し、儲かるキーワードを選定していくことがWebマーケティングの醍醐味であり、すべてといっても過言ではないでしょう。